読書会「K社のとなり」

定員5名ていど、期間限定で開催中の小さな読書会の記録です。

連休特別企画その1・「わたしに本を薦めてください」報告

(2019年4月29日開催,参加3名)

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特別企画その1報告

今回は「お薦められ役」として正午さんが参加してくださいました! 薦めてほしい本の希望は

  1. 元号も改まるこの機会なので「新しい気分」になれるもの
  2. 押さえておくべき古典

とのこと。

お薦め役その1・ワッピーのおすすめ本

読書メーターの「読んだ本」を拝見する限り、自己啓発・経済・文学古典・日本の小説に至るまで実にスキなく読んでいる印象。強いて言うなら、翻訳系が少ないかも。「新しい気分」を無理やり「あなたの知らない世界」と拡大解釈して以下の4冊を。

◆『狐罠』(北森鴻)

魑魅魍魎の世界へようこそ。女性旗師の冬狐堂が骨董界の闇に挑むシリーズ第1作。  

狐罠 「旗師」宇佐見陶子 (講談社文庫)

 

◆『東方の黄金』(ロバート・ファン・ヒューリック)

江戸川乱歩も認めた、元オランダ外交官が書いた中国ミステリシリーズ第1作。

唐を舞台に、文武両道の荻(ディー)判事が前知事殺人事件に挑む。

東方の黄金 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ1804)

 

◆『イスタンブールの占いウサギ』(町田純)

この本はもっと読まれてほしい!というお薦め役の私利私欲により登場。イスタンブールに亡命してきたネコのヤンの物語。包容力抜群のヤンと見力抜群の占いウサギのやりとりが優しく、さびしく胸に響く。

イスタンブールの占いウサギ―Yan in Constantinople 1920

 

◆『神との対話』(ニール・ドナルド・ウォルシュ)

作者と話しているのが本当に神なのかは読者が判断すればいいと思いますが、お薦め役にとっては心から納得できる内容が多かったので、あえて出してみました。

新装版 神との対話1

お薦め役その2・palukoのおすすめ本

お薦められ役・正午さんの年齢が主人公と近く、さらに読書履歴からドイツ文学にある程度親しんでいるご様子なので、palukoの愛読書であり古典中の古典の大作を。

◆『魔の山』(トーマス・マン)

結核の従兄弟を見舞うため、下界(ドイツ)からスイスのサナトリウムにやってきた青年ハンス・カストルプ。10連休で大騒ぎする現代日本からみると超優雅な3週間「だけ」滞在の予定であったが……意外ななりゆきからハンス青年の冒険的モラトリアムが開始する!

魔の山(上)(新潮文庫)

魔の山(下)(新潮文庫)

 

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アフター企画・文京区「青」の古書店探訪

1.青聲社 (文京区目白台1-24-8)

文京の古本屋:青聲社

 2.青いカバ(文京区本駒込2-28-24) 

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